柏崎星奈 フルスクラッチフィギュア 制作記 ③
- 2014.09.29
- 柏崎星奈 製作
柏崎星奈 オリジナルフィギュア製作記 ②の続きです。
終わらない表面処理
サフをプロスプレ-で吹いて、傷がある部分にラッカーパテを盛り、乾燥後ペーパーかけ。作業は大体そんな感じです。
いつもサフを吹いてから思うのですが、ファンドの段階で処理するほうが楽ですね。ファンドとパテの間に微妙な隙間ができたりするとなかなか手間がかかって大変です。足首にハリガネがついているのは乾燥させるときに吊って乾かしているからです。
小ネタですが、灰色のサフを塗る場合、通常のラッカーパテでなく、白いタミヤパテ ホワイトを使って傷を埋めると、どこを作業するか分かりやすくなります。
ホワイトサフのすすめ
表面を磨き終わったら肌色の発色を良くするため、全体を白くします。いつもは瓶タイプのサフを使っていたのですが、今回は初めて「Mr.ベースホワイト」を使って白くしました。
あんまり値段が変わらないし、使う量も知れているしということで。やはりスプレータイプはラクです。後片付けや準備がいらないので。スプレーは使える場面でドンドン使っていいと思います。とここまで作っておいて何ですが、バストのボリュームが参考にしたフィギュアの
と比べて貧相なので、もう少し盛りつけることにします。その後下乳の部分を削る。
のっぺりしてた上半身が、下乳の部分を削ることで立体感が増しました。あとお腹も平べったいと太って見えるそうなので、メリハリをつけます。
さらに顔、毛を白く塗りました。顔は大体こんな感じで仕上げる予定です。
腕、手制作
ポーズ的にはこのフィギュアが参考になりそうなので、腕はこのフィギュアをパクって作ります。
参考:腕、手の作り方 | 初心者のファンドフィギュア製作記。
シャツ・スカート制作
シャツを作りました。ファンドを薄く延ばして貼り付けますが、本体とくっつかないよう、予め本体をラップで巻いています。衣服に関してはエポパテを使うのもありです。エポパテは練りたての状態では作業出来ないので、30分程放置してから作業に移るといいです。
シャツは別段着脱式にする必要もないのですが、後の塗装を考え着脱式にしました。シャツの輪郭は、ファンドが乾いた後ハサミで切ってみたら意外といけました。まだ盛り付けただけなのでぼろぼろですが、これから修正をしていきます。
あとスカートの原型を作りました。
作り方はファンドをのばしたものを、餃子を作るときと同じ感覚でひだをつけるといたもの。それに伴い腰の部分を分割、デザインナイフとホビーノコで切断しました。ファンドで強固にくっついているところを切断するのは非常に面倒くさい。次からは切断する可能性のあるところは空洞にして、アルミホイルを丸めたものでも詰め込みます。
靴下の彫り込み
左足に靴下を履かせる感じにするため境目を掘り込みます。
写真は分かりにくいですけど、靴下と足の境目にシャーペンで辺りをつけ、掘り込み。靴下側もエッジを残しつつ掘り込み。すると境目に少し盛り上がった筋が出来てそれっぽくなります。この辺りは「かわいい女の子フィギュアを作ろう!動きのあるポーズ編」を参考にしています。
スカートを作ったりして今こんな感じです。
左半身のシャツが写真にはないですが実際には作ってあります。しばらくスカート部分を整える作業が続きそうです。
キャストオフ仕様の服
カラダ、シャツは仕上げの段階。
細い真鍮線を指して固定。
袖の部分。腕と袖の隙間が出来るようにこのように処理。ここに腕をすぽっとはめる方式。同じく真鍮線を指すので、穴がついています。
大体パーツが出揃いました。
あと気に入らないところを再度微調整して白くし、いよいよ塗装に入っていきます。
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