フィギュア作りの道具

フィギュア制作におすすめのファンド(石粉粘土)

2013年1月1日

高級石粉粘土 ニューファンド

このブログでは低予算でのフィギュア作成を目指しています。具体的にはファンドという石粉粘土で造形し、複製せずにそのまま石粉粘土フィギュアを着色。脆いですが安上がりです。

この記事ではそんなフィギュアつくりの材料について記します。

ファンド(石粉粘土)

おすすめの材料はファンド(石粉粘土)です。固まるまでに時間がかかるというデメリットもありますが

  • 単価が安い
  • 身体に無害

が主なメリットです。

高級な材料を使っても、最初は必ず失敗して無駄になるので、安いファンドでまず練習するのがいいと思います。

他の材料(ポリパテ、エポパテ)は硬化が早く、作業スピードが上がりますが、材料が高いのに加えて

  • ポリパテは独特の匂いがめちゃキツい(換気扇がないとキツイ)
  • エポパテは硬くて扱いにくい

といったデメリットがあります。

ポリパテは2つのクリーム状のものを混ぜて使うのですが、匂いがなかなか取れないため、ベランダがない場合は自宅で作業するのは無理があります。

私の場合これらを使うときはワンポイントでの使用になります。(顔の微妙な修正にポリパテ、服の造形にエポパテなど)

他にオーブンで焼かない限り納得行くまで作業のできる高価なスカルピーという素材もありますが、家族で使っているオーブントースターを使うわけにはいかないので却下。

ポイント

最初は練習を兼ねて、扱いやすく安価な「ファンド(石粉粘土)」を使うのがおすすめ

おすすめのファンド

一口にファンドと言っても色々と種類があります。ダイソーでも売っていますが、これで作るのは無理があり(質感が良くなかった、パサパサしてる)買いなおすハメになりました。

ちゃんとしたものを買っても500円程度ですので、材料はちゃんとしたものを使うのが結局お金の節約になります。

今使っているファンドは主に以下の2つ。

  • ニューファンド
  • ラドール

1つ目が定番のニューファンド。これが基本材料です。

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特徴はとにかく硬い。硬化した後はカッチカチで削るのも一苦労です。

硬い反面、芯として使うと折れにくいので安心です。

またその硬さを生かして細いもの(髪の毛や服などの薄いパーツ)をつくったりするときに重宝します。落としても割れにくい安心できるやつです。

次にラドール

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こちらは脆く落とすとバキバキに割れるので芯として使うのはお勧めできませんが(何度も痛い目にあいました)、やわらかく削りやすいので表面をこれにすると、後の作業(表面処理といって紙やすりなどで表面をきれいにしていく過程)がやりやすいです。

ラドールの場合は水で濡らした指でこするだけで比較的滑らかになるので作業しやすい。ラドールは複数の種類がありますが、使いやすいのはプルミエです。

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勿論、ニューファンドだけで作ることも可能です。

ファンドの使い方

ファンドの扱い方のコツは、とにかくファンドを使う前によく練ることです。私はつい最近まで10秒くらいこねて使ってましたが、じっくり3分ほど念入りにこねると、ニューファンドもいい感じに柔らかくなって扱いやすくなります。

ファンドは乾燥しても指に水をつけながらこねていくと復活します。

こねる時は指先が粘土の水分を奪うので、適度に指を濡らしながら練るのがコツです。ただ水を入れすぎると、粘土がベチャベチゃになって作業しづらいのであくまで適度に。

べちゃくちゃになってしまった場合はしばらく放置すると乾燥します。逆に硬くなりすぎた場合はタッパーに水とともに入れておくと柔らかくなります。

ファンドの保存方法について

ファンドは乾燥することで固まるため、保存する際は乾燥しないよう気を付けます

筆者の場合、新しいファンドを買ったらまず3cm角くらいにヘラで切って、一つ一つ霧吹きで水を掛け、個別にラップに包んだあとタッパーに入れています。

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ただし、これでも半年ほどが限界。開封後は大胆に使いきるのが吉です。

ファンドの欠点について

ファンドでフィギュアを作る時の最大の欠点は固まるまでに時間がかかることです。

ある程度まで行くと続けて作業できますが、芯を固めて少しづつファンドを盛り付ける段階では乾かす時間がどうしても必要。

なのでいつも私は同時進行で複数のフィギュアを作ります。今4体同時進行。完成したものからギャラリーページに追加して行く予定です。

フィギュア制作におすすめのファンド(石粉粘土)まとめ

失敗してもたかだか500円程度の損失。

フィギュア作りに興味がある方は、とりあえず試してみるのが一番です。

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