フィギュア 作り方

ファンド(石粉粘土)でフィギュア製作~腕、脚、すねの作り方

2018年7月21日

フィギュアの手の作り方

ファンド(石粉粘土)でフィギュアを製作する際、腕や脚など各パーツの作り方とポイントを紹介します。

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腕、手の作り方

腕はまず芯となる棒を作りますが、肩から肘、肘から手首の2つの棒を作るのではなく、肩から手首までの1つの長い棒を作ります。左右セットで合計2本。て乾燥後、それぞれを2等分します。
この時のポイントは左右の腕の長さを揃えること。乾燥して長さにズレが生じる場合があるため、少し長めに作ってから、乾燥後切り詰めます。

これで左右の腕の長さが違うがな!ということがなくなります。手は、ひも状にしたファンドを指に見立て、まず4本の細長いファンドを束ねて作ってます。その後、親指部分を取り付け。乾燥後、手の甲と手のひらにファンドを盛りつけて完成です。

手は実物を見ると意外と大きいですが、少し小さめにしないとサルっぽくなります。

足の作り方

足の作り方も手の作り方と同じです。まずざっくりと形を作ります。

足の作り方
手本を見ながら

その後、手の指を作った要領で足の指をくっつけます。

すねの作り方について

腕、脚は、細く丸く伸ばした棒を芯にしていましたが、このやり方では「すね」を作るとき、なかなか苦労します。肉付けをしていくと丸太みたいになっていくのですが、すねの逆Rのカーブや、前に凸の三角形を削るのに苦労します。また、ふくらはぎから足首へのラインも削って盛って、とやっていくと時間がかかります。

ファンドフィギュア製作 脚の作り方
左図が横から見た脚です。
すねのカーブは若干凹んで逆Rに。
右図が前から見た脚ですが真ん中の線を頂点に前に凸の三角形となります

これを解決する方法が、最初の芯をつくる段階で、「すね」の原型を、漫然と丸い棒で作るのではなく、側断面でつくる。要するに、すね部分を横から見た状態でつくるわけです。

横から見た状態を意識して(すねのカーブ)平べったい感じで作っておけば、「すね」の作業効率は格段に上がると思います。

ファンドフィギュア製作 すねの作り方
左が横から見たファンドのイメージ
右が上から見たファンドのイメージです

脚、足首の造形について

足首を細くしようとして足首が折れる。毎回のようにやっている失敗です。

単に細くしていると違和感があったので、実際のフィギュアで確認。フィギュアを作ろうって人はフィギュアの1つや2つはお持ちだと思うので、よく分からないときは実物を観察するのがいいですね。

リオパラのリオのフィギュア 足首部分
リオパラのリオのフィギュア

とここで気づく。足首は正面からだと細く見えるが横からだとやや平べったい。ということは真上から見た断面は楕円形になっているということ・・・っ!

まあ気づけばなんてことはないですが意外と作ることに夢中になっていると分からないところです。

脚とブーツを作るときの注意点

足とブーツを別に作る必要もないかと思い、一体化させてつくっていましたが、なんかおかしい・・

ブーツを足と一体で成型したらおかしなことに

どこがおかしいか分かりますか?ヒールの部分を切ってみるとこの通り。

ブーツを足と一体で成型したらおかしなことに

「かかと」がなく、ものすごく不自然な感じに。やはり多少遠回りでも、足を作ってから靴を履かせる感じにした方が間違いがなさそうです。

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