下地処理に使うサーフェサー(サフ)に関する過去記事を1つのページにまとめました。
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フィギュアでのサフ吹きについて
ファンドで作るフィギュアは、塗装前にサーフェサー(サフ、と略されることが多いです)を吹き付ける必要があります。
サーフェーサーはもともとプラモデル制作で使われるもので、表面を滑らかにしたり、塗料を乗りやすくするために使われるものです。
ファンドで作ったフィギュアに直接塗料(ラッカーでもアクリルでも)をエアブラシで塗っても粘土に塗料がしみこんでしまうため、発色が悪くなる。
そこでサーフェーサーを塗ってファンドをコーティングします。
グレー・白が主な色のバリエーションですが、肌色を塗る場合は白を使わないと、後の肌色がうまく塗装できません。
また、サーフェーサーは表面の小傷を目立ちやすくする、埋めるといった役割もありますが、ファンドで作るフィギュアに関してはあまりこのような用途での使用はおすすめ出来ません(今まではやってたんですが)。
というのはサーフェーサーの上にはファンドが食いつかないので、サフを吹いたあとの修正は面倒くさいんですね。どうしても完成に近づけたくてサフを吹きたくなりますが、やはりファンドの段階で完全に仕上げてからサフを吹くのが吉です。
今までは
1回目:タミヤパテをシンナーで伸ばしたものを綿棒で塗りつけ、粗目の番手(80-100)のペーパーヤスリで磨く。サーフェーサーが落ちても構いません。むしろサーフェーサーを落としてく感じで磨いていきます。
2~4回程度:Mr.サーフェイサー 1000をシンナー(薄め液)で希釈したものをプロスプレーMk-2で吹き、最後にMr.ベースホワイトで仕上げる、という手順でやっていましたが、下から灰色の塗装が出てきちゃうと面倒が多いので、最近はいきなりMr.ベースホワイトで吹いちゃうことが多いです。灰色サフは傷を目立たせるという長所がありますが、無くても何とかなるものです。小傷を目立たせるという用途で使うときはなるべく薄めたグレーを使ったほうがよろしいかと。
【フィギュア塗装】 肌色サーフェーサーを自作してみた
白いサーフェーサーはイマイチ小傷が見えにくい。かといってグレーのサーフェーサーを使うと肌色の発色が良くない。ということで「肌色のサーフェーサー」を自作してみました。
作り方はシンプルで、タミヤパテ(ホワイト)にシンナーとMr.ベースホワイトを混ぜて(Mr.溶きパテ ホワイトを使った方がラクだと思いますが持ち合わせていなかったので・・)シンナーを適度に混ぜて粘度を落とし、肌色の元であるMr.カラー C49 クリアー オレンジを少々混ぜるだけ。
写真ではサーフェーサーを塗ったあと。ヤスリがけをしたので見えにくいですが、所々オレンジ~肌色になっているところが確認出来ると思います。
傷の見えやすさはホワイトよりはマシ。
また、肌色っぽく見えるので完成時のイメージが見え、モチベーションが若干上がります。
フィギュアの顔塗装 白目部分をマスキングするか否か?
以前は白サーフェーサーで作った下地を活かすべく、顔塗装の際に目をマスキングしていましたが、今回はマスキングせず肌色になってしまった目を、後に筆で白く再塗装するという手順でやってみました。
写真左の目が肌色、右がその上から白く塗ったもの。塗料は隠蔽力(いんぺいりょく)が高いと言われるMr.カラー GX1 クールホワイトで筆塗りしました。
かかった時間は一分程度。こうしてみると、カットが面倒くさいマスキングは不要ですね。マスキングする手間より後から筆塗りする方がラクでいいです。
また、マスキングすると塗装の層が出来たりしてしまうのもマイナスポイント。
また、筆塗りはエアブラシ塗装の前にやっちゃうとラクです。塗料皿にうすめ液を入れたもので筆を濡らし、塗装。
その後うすめ液で筆をあらい、残ったうすめ液をエアブラシ塗装に使う。ケチくさいですがうすめ液はすぐ無くなるので節約したいところです。実際の作業現場はこんな感じです。
肌色塗装自体については、こちらの記事をご覧ください。
フィギュアの肌色調色と塗装 | 初心者のファンドフィギュア制作記。
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