フィギュアを作っていると「違和感があるけどそれがどこから来るものかが分からない」という状況が良く起きます。
ジーっと見ていて解決するときもあれば、そうでないときの方が多い。そんな状況で最近実践している方法をご紹介します。
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フィギュアに骨格・筋肉を書いてみる
見出し通りなのですが、まずは骨格をフィギュアに文字通り、鉛筆で書いていきます。
骨格や筋肉を知る上でお勧めなのが、ハリウッドでも活躍する片桐氏の『片桐裕司のアナトミー・スカルプティング』。これについては別記事をご参照ください。
なお、『スカルプターのための美術解剖学』もおすすめです。
とにかく本を参考に骨格や筋肉を想像し、不自然なところはないか検討していきます。

多少ザツでも構いませんが、例えば、左のものだと、あばら骨の前の付け根がボコっとへこんでいます。また、右の画像のようにあばら骨下側の開き具合は60度程度。
さらに両画像とも骨盤のところのでっぱりがなくメリハリがないということになっています。

横や、後ろからも同様に。
骨格を確かめて「大体OKかな」と思ったら、次は筋肉の付き具合を『スカルプターのための美術解剖学』や『スカルプターのための美術解剖学』などを参考に、書き込んで確認します。

なんの手がかりもないときは有効な方法だと思います。
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