石粉粘土を使った自作フィギュア制作におけるコツなどを、1つのページにまとめました。
表面処理(やすり掛け)の注意点
耐水ペーパーでやすり掛けをやってもやっても思ったようにはかどらない時の対処法です。
まずはやすりの番手をチェックしましょう。基本中の基本ですが、面倒くさくなると、つい手元にあるもので何とかしようとしがち。目の前にある紙やすりを「これでいいか」という感じで選ぶと、作業効率が大幅に下がることがあります。
ある日、原型表面の凸凹を平らにするべくペーパーがけをやってたのですが、全然平らにならん。それもそのはず、番手が「400番」でした。その後、180番の番手に持ち替えてペーパーがけをすると凸凹は消えました。
特に田宮のサンドペーパーなど、見た目がすべて同じなので(裏に番号が印字してありますが)間違いがち。ちなみに番手は120~400くらいまであれば十分。400番でもツルツルになります。
フィギュア作りで失敗しないコツ?
フィギュアを作るにあたり、大切なことは設計図を用紙することであると気づきました。
いつもこの辺を面倒くさがり感覚で作るので、腕やすねの長さのバランスがオカシくなることが多々あります。設計図を作る際は、まず方眼紙を用意し、体のパーツの長さを決めておきます。
▼こんなサイトが参考になります。
上の少女骨格のページで、骨盤と太ももの骨のつながり方に注目です。このあたりを曖昧にしていると、のちに脚の長さがオカシイなんてことになりがちです。
実際の作業は、まず骨盤部分を作り、太もも部分を作って骨盤にくっつける、ということになると思いますが、この時太ももの長さは、この骨の長さできちっとつくらないと、設計図通りの長さになりません。設計図では、骨格も軽く書き込んでおくといいですね。
フィギュアの原型製作で最後に仕上げた方がいい部分
ファンドでフィギュアの原型を作っているときによくあるのが、パーツが折れる問題。足首が、特に折れやすいこと肋骨の如し。足首はほっそりと作りますが、そのあとで細かい足の指の部分や土踏まずなど作りこもうとすると、ぽろっと落として折れたり、つい力が入ってパキッと折れたりするものです。
という訳で、足首は敢えて太めに作っておき、足パーツを仕上げ、最後にほっそりとしていく、という手順にした方が、余計な手間が省けると思います。
フィギュア作りにおいて一番大切なことは?
フィギュア作りにおいて一番大切なことは怪我しないことです。今日久々に指を切りました。血が結構出て焦りました。傷口を洗ったあとタオル越しに指を握るように圧迫して止まりましたが、テンションはガタ落ちです。原因はこれです。
替刃に未使用である印としてマスキングテープを巻いたこと。
剥がすのが面倒でそのままナイフに装着しようとしたところ入らず、少し力を入れたら滑って指をスパっと行きました。怪我はいつやってくるかわかりません。ナイフを使って作業するなら必ず絆創膏を常備しましょう。
ナイフの替刃なども併せ買い対象だと思うのでついでに買っとくといいです。あと安全手袋を持つのも1つ。私も持ってます。が、油断は禁物。してても怪我します。無いよりは深い傷にはなりませんが。